202004
Thursday
昨年末から<個天>の為の作品制作をしていました。
阿佐ヶ谷voidでの展示は画牙天よりも前に決まっていて
2020年の雨宮の創作活動の柱として考えていました。
過去の作品で画牙天には展示しなかった物の展示や、
会期中は友人の寺田克也とトークをしようとか、また
直接サインをしたりする場なども出来たらいいなと考てたり
もしてました。盛り沢山です。
voidスタッフとも何度も打ち合わせをしてよりよい
展示しようと、楽しく見てもらおうと話し合い・・・
しかしながら昨今の状況です。
新型コロナウイルス
知り合いの演者達の舞台やライブが中止や延期。
主だった美術展や個展も同じく中止となっていく中
個天に関してはギリギリまで実現する可能性を探っていました。
しかしながら状況は良くなりません。
開催に関しては考えないと早く決断しないと焦りました。
その時に実は一瞬だけデジタル展示という発想が
浮かびましたが・・・
原画を見てもらえないのであれば
個展をする意味はないとすぐに打ち消されました。
それとは逆に、
4月29日を目指して描いた作品なのだから絶対に
その日に見て欲しいという想いもありました。
制作中 当然コロナの猛威を知りながらも
4月29日には状況が良くなっているだろうという甘い
考えもありました。しかし状況は良くなるどころか
悪くなる一方です。やっぱり中止するかと気持ちが
傾いていました。
が
あるテレビを見て思い直しました。
それは大相撲です。
無観客で奮闘する力士の姿です。
声援がなくても戦うその姿に感動しつつも
何より驚いたのが今まで聞いた事の
無い音が聞こえたからです。
肉のぶつかり合う音です。
ちゃんと芯に太い骨がある人たちが
全力でぶつかり合った時に出る音です。
凄いと思いました。その凄いという気持ちは
その音が聞こえたからです。
観客が存在しない無観客試合だからこそ
その音が聞こえ、そして凄いという想いで
なれたとだと。
ならば個天も無観客で開催したらどうだろうか?
4月29日から開催しますといった<個天>を
延期や中止にするのではなく予定通りに開催する。
リアル展示でないウェイブ上のデジタル展示では
あるけど<個天>いう展示は当初告知した日時と
場所(デジタルvoid)で予定通りに開催すると。
相撲の音のような何かが届くだろうか?
それはわからない。けどやる意義はあると信じてました。
何の根拠もないのだけど、何が響くものがあるかも
わからないけど、中止も延期もしないという事で、
何より自分がスッキリからです。
幸いに、
voidのスタッフも賛同してくれました。
本来見せたかった物でリアル展示でないと
伝わらない要素は削ぎ落とし、
※箱作品の展示です。これはいつか必ずします。
メインを描き下ろしの作品をする事。
ネットなので全国同時に同じ日時同じ時間に
展示をスタートすること。そして会期中いつでも
作品を鑑賞できる場が存在する
といった今のスタイルに着地しました。
直接 原画を見たかった という声もあります。
同感です。雨宮も直接原画を見せたかったです。
延期して別の機会に展示会をしたらどうだろう
という声もあります。
同感です。でもいつまで延期と断言出来ない
状況であれば<中止>と同じじゃないのか?
いつも選択肢に迷った時
どちらが<元気>になるのかを考えます。
出した結論が個天は延期や中止はしない。
リアル展示はしないけどキチンと展示を開催する。
という結論です。
同じく今回制作したフォトブックの中にも
個天は存在します。こちらはある意味リアル展示だと
も言えます。全ページ雨宮がレイアウト色調整してます。
本来は原画を見てもらうのが正しい姿だと
思います。もちろんその機会が来ると信じています。
しかしそういった場所を提供する画廊や展示スペースも
かなり苦境におちいっているのが現状です。
ライブハウスもそうですが小さな使いやすい箱は
どこも疲弊してます。ピンチです。
作家に寄り添ったステキな展示を
提供してくるような場所がコロナの渦で無くなったり
減ったしたら困ります。
今回のデジタル展示がそういった場を提供する
画廊や貸しスペースの新しい可能性にちょっとでも
貢献出来ると良いな
と
デジタル個展ですが、リアル個展同様に
展示してある書画はすべて購入出来ます。
金額は3万から20万の間で設定しました。
書画を売るという事に関して正直は事を言うと、
本当は原画は売りたくないけど買ってもらうと
有り難いとは思ってます。
※当たり前ですが原画の売り上げが
画廊や展示会場の維持に大きく貢献します。
けど
一番は有り難いのは作品を見てもらう事です。
本当は欲しいけど今回は予算的にあきらめますという
気遣いの声も嬉しいです。けど配慮無用です。
本当にありがたいのは
作品をみた感想や感じたことを
伝えるくれる事が一番です。
そしてまだまだ
雨宮の作品を知らない人に作品が
広がるように拡散してもらえることが
一番嬉しいです。
と個天が無事開催できたので
諸々の思いを書きました。
長文失礼。
もういい歳に
なってきたけど
まだ作品をカタチにします。
雨宮慶太
。
202004
Saturday
2020年を迎えた時には想像もしなかった。
というか60年生きてきてこんな事は初めてなのだ。
もちろん震災も未曾有の自体だったが見えない恐怖と
終わりが見えない恐怖がつきまとう。
そんな中でも自分が出来ることすべき事を
考える。マスクをあげたり恐怖を取り除いたり
安心させたりする事は出来ない。
ただ毎日やってる日々 絵 を描いて
アップすることだけは持続する。持続する事で
それを見ている人、知っている人には
日常が続いているとちょっとでも実感してもらえる
から。
ミンナで頑張ろう。
。
202003
Wednesday
まだ日常が続いている。
東京五輪が延期になった。
一年先なのか。いよいよ今企画している
イベントや仕事が現状のままで進んでいて
いいのかを考えないといけない。
気を抜くとモチベーションが下がるので
なるべく楽しい事をして凄そう。
最大の敵の焦りがキバを剥きそうだが
そうっと頭をおさえこむ。
。
202003
Sunday
作った創作物は
<作品>であるけれど、
それを仕事にしている人間にとっては
<作品>であると同時に<商品>でも
ある。それは作り手も受けてわかっていて
お金を出して買ってもらうのでけど、
その<商品>の中身が<感動>であったり
<お金よりも大事な何か>を教えてくれたり
感じさせてくれる<商品>であるならば
届ける方法が難しい。
ワニくん
が炎上してしまったのは多分、
薄々わかっているけど、もう少し
<商品>よりも<作品>の方を感じる
時間が欲しかったという気がする。
いいラストであるし考えさせられた。
先月も親しい人が亡くなったばかりである。
だからせめて死を題材にして創作のキャラクターに
命を吹きこんで、それが人に届いてしまったのであれば
少しだけ、せめて1日でもいいから
ミンナ
喪にふくしたかったんじゃないのかなあと
思った。
とは言え
<作品>を買ってもらわないと
職業作家は飢死してしまうのだよ。
。
202003
Friday
今日から連休だが
コロナの影響であちこち疲弊する声が聞こえる。
こんな時は篭ってお気に入りの映画を見るに限る。
U-NEXT に黒澤作品が色々ある。昨日は椿三十郎。
今日は用心棒。なので明日は隠し砦の三悪人。
合間に7人の侍。飛ばし見。ヘビー。
ミンナに安らな日々が早く訪れますように。
祈る。
・
202003
Thursday
昼夜逆転
続行中。寝るときすでに空は明るく、
起きるても明るい。つまり日の出ている
間に睡眠をとっている事になる。
撮影がないときはこのルーティンなので
特に体調には影響がないが流石にもう
いい年なので少し改善しようかな・・・と
思う。特に起きた時に思う。
忘れないようにメモがわりに
ブログに書いておく おく。
。
202003
Thursday
ねる前はYouTubeを見る。
昔の動画や何か思い出してような事を
探すとたいがいあったりする。
昔は過去の記憶をは脳内で完結するしかなく
それが合っているのか正しいのかは判断出来なかった
がYouTubeではその答えが瞬時にでる。
そして世の中でカタチになってもいないカケラが
あるのでそれを見てきいて寝る。
とりあずPerfumesのカウンターアトラクションを
聴いてねる。
明日も描く。
。
202003
Saturday
だいたい風呂上りに飲む飲み物。
牛乳に氷をいれて上からインスタンスコーヒーを
パラっと振りかけたモノ。
見た目はあまりよろしくないが
牛乳でもないコーヒー牛乳でもない。
飲み始めと飲み終わりで味が違う。
週末も描く。
後一周間は描く。
調子はいい。
多分笑笑。
・
202003
Friday
パンデミック
そんな言葉はゲームの中での
言葉だと思っていた。しかしそう宣言
されると時代に生きることになるとは。
まずすべき事は
必要だと思われる物を買い占めたり
過剰な行動をすることなく
正しい情報を手に入れること。
手に入れる努力をする事。
そして自分で判断することしかない。
自分達が手に入れる情報手段は
テレビ
ラジオ
新聞
インターネット
電話
書籍
口コミ
これだけなので
どの情報が正しいのか、誰がいっている事が
信用できるのか?それを考えよう。
ミンナで頑張る。
一人ではないです。
・
202003
Wednesday
震災から9年。
早い。まだ完全に復興はしていない事が
未曾有の出来事であった事を痛感する。
あの日は千葉のガロスタで魔戒閃騎の撮影を
していた。ガロ対ザジのシーンだ。
今でもスタジオの様子や外へ避難した
スタッフや演者の不安な表情を覚えている。
もちろん自分も同じ顔をしていたに違いない。
家から車で30分の距離を4時間30分かけて
帰宅した。
そして家に着くまでの間は信じられないような
光景を見た。本当に凄い事が起きてしまった。
道路に止めてあった車が半分地面に埋まっている。
液状化。
ぐにゃぐにゃになった地面の被害であちこち
車が埋まり電柱は傾き家そのものを埋まっている。
自分の家は奇跡的に塀の一部に亀裂が生じた
だけで被害はなかった。家の中は凄かったが。
あれから色々と学べて生き方が変わったのか?
と問われと変わっていなような気がする。
しかし最近は自分の残りの生命活動を考える事
が多くなったので何をして何を残して何を
伝えるべきなのか?
そんな事を考える日々。
黙祷。
・